column



最初のきっかけは覚えてないけど釣りは幼稚園のザリガニ釣りから始まったわけですよ、

家にあったタコ糸と駄菓子屋のスルメでね、ひとつ下の弟と誰に言われるでもなく近くの

公園の池(その頃すでに立ち禁)に毎日通って日が暮れるまでひたすらザリガニ釣り、お

もしろいのは子供なりに凝るんですよ、タコ糸より水糸がいいとか落ちてる木の枝を使っ

てちょっと離れてアプローチしてみたりとか、そのうち現場に落ちてるハリと糸でハトの

エサ用に置いてあるパンとか米ツブでミャク釣り、下町育ちとしては異例のお小遣いで20

円のウキと30円のウキゴム買ってね、エスカレートして行くんですよ。で、最初のヒーロ

ーはヘラ師のジジイ。竿と竿置き、特にビクとヘラウキがたまらなく欲しくてねー、その

頃まだ家にいてたオヤジ(いまだ家出中)が見かねて2人分の川釣りセット買ってきてく

れてその日から一気にグレードアップ。で、ある日の夕方ついにルアーマンに出会うわけ、

釣りキチ三平の魚紳さんさながらスーッと来てシュッと投げてサッと帰る。魚は釣れなかっ

たけどこちらはすごい衝撃、慌てて帰って釣具屋に行ったらダイワのミリオネアとルアー

はスピナーとスプーンが売っててまぁ買えるわけもなく・・・高学年になって釣り雑誌の

存在を知って見る様になってお年玉で釣具を買うようになったけどその頃の遊び友達とか

がまたマニアックと言うかええカッコしいでね、で、12歳のおませな少年が初めて自分で

選んだのは4番のフライロッドとリール、これからはフライだとか言ってね見よう見まね

でちっこいバスやギルを釣りまくったんですよ。もちろんウキ釣りだの吸い込みだの子供

たちがやるひと通りのエサ釣りもしたものの常に心をときめかせ続けたのはルアー・フラ

イの世界。その後しばらくはラグビーと大好きなドラムに明け暮れたけどクルマに乗る頃

にはまたどっぷりと釣りの世界へ・・・その後好きが高じて老舗ルアーメーカーに勤務、

バスなんか王道?のトップウォータースタイルを確立、その他ヤマメから海外のGTまで釣

りの世界が一気に広がって。ドラムもずうーっとやってて、で26のとき全国をかけめぐる

バンド、バンバンバザールに加入、カバン2個だけ持って上京。今度はレコーディングと

ツアーの合間を縫って全国を釣り歩いた。4年間秋田の米代川の解禁に通ったり、名も無い

東北の河川をひとりで釣り歩いたり山口までひとりでバス釣りに行ったり・・・この数年

間がいちばん勉強になったかも?で、このあと運命なのか身から出たサビなのか体ブッ壊

して入院、2年もかかってしまって。大阪へ帰ってリハビリがてらまた釣り、少し落ち着

いたこともあって自分のスタイルと言うか今までやってきた事を整理し始めたんですよ。